バートルの空調服を着るときには、専用のフィルターもそろえておくと便利です。暑い季節の作業で活躍してくれる空調服は、ファンで服の内側の空気を循環させる構造になっています。バートルでは、ファンに取り付ける専用のフィルターを発売しています。
空調服のフィルターは、どのような役割を果たしてくれるのでしょうか。今回は、バートルの専用フィルターの特徴や役割を解説します。
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「エアークラフト」シリーズの専用フィルター「AC200」
バートルの空調服「エアークラフト」シリーズは、フィルターが別売りになっています。シリーズ専用のフィルターとして発売されているのが、「AC200」です。「AC200」は、ホワイトのフィルターとブラックのフィルターが入った30枚セットの商品です。
1点当たりの価格は2,000円ほどで、バートルのオンラインショップや一般の通販サイトから購入することができます。
「AC200」のフィルターは、「エアークラフト」シリーズのファンユニットに装着して使用します。
ちなみに、「エアークラフト」シリーズはファンユニットもすべて別売りです。このシリーズを着用するときは、「AC240」や「AC241」などのファンユニットを別に購入する必要があります。専用のフィルターの「AC200」は、このようなファンユニットにピッタリと適合する仕様になっています。
フィルターにはゴムが付いているため、そのままファンに被せて使用することができます。「エアークラフト」シリーズの場合、ファンユニットやフィルターは基本的に専用のものを使わなければなりません。故障などのトラブルを避けるためにも、違うメーカーの品を使用するのは避けましょう。
専用フィルター「AC200」はほこりや異物をブロックする
バートルの専用フィルター「AC200」は、ファンの内部にほこりや異物が入り込むのを防ぐ役割を果たします。ファンを運転させている間は空気が循環するため、使用する環境によってはほこりなどが内側に入り込んでしまう場合もあります。
ハウスダストが多い場所や粉塵が飛散する場所などでは、とくにこういったトラブルが起こる可能性が高くなります。専用フィルターをファンに取り付けることでほこりや異物が入り込むのを防げれば、より快適に作業ができるでしょう。
フィルターでほこりや異物がブロックできると、ファンが破損したり故障したりするリスクも減ります。空調服を長持ちさせたいときにも、専用フィルターは役立ってくれるかもしれませんね。バートルのファンユニットである「AC240」や「AC241」は、メーカーの頭文字である「B」のロゴマークが付いたスタイリッシュなデザインが特徴です。
いずれのモデルも、1秒間に最大で61リットルの風を取り込むことができます。「AC241」には、メタリックシルバーやメタリックレッドなどのカラーバリエーションがあり、見た目もおしゃれです。
フィルターのブロック効果は使用する環境や使い方でも変わる
バートルの「AC200」のブロック効果は、使用する環境で変わるケースがあります。ポリプロピレンが素材に使われているこの商品は、ほこりや異物を内側に通さない仕様になっています。したがって、ある程度の大きさのほこりや糸くずなどは、表面でブロックすることが可能です。
ただ、異物の粒子が細かかったり、フィルターの位置がずれて隙間が出きていたりすると、装着をしていても何らかの異物が入り込んでしまうことがあるかもしれません。実際、商品の説明でも、100%の確率で異物をブロックできるとは限らないことが紹介されています。
フィルターの効果を最大限に得るには、使用する環境を考えたり、正しい位置にフィルターを取り付けたりする必要があるでしょう。同じフィルターを連続で何度も使用している場合も、注意が必要です。フィルターが劣化していると、ブロック効果が低下する可能性があります。
ある程度の回数を使用したら、定期的にフィルターを交換するようにしましょう。
専用フィルターを付けると風が弱く感じられる
専用フィルターを装着してファンを運転させた場合、装着しないときと比べて風が弱く感じられます。フィルターを付けると風が遮られてしまうため、製品本来のパワーを実感できなくなってしまうのが難点です。暑い日や汗を大量にかく日は、どのくらいの風量が得られるかを考えて、フィルターを装着するかどうかを決めたほうが良いかもしれませんね。
バートルのファンユニットである「AC240」や「AC241」は、数段階に風量を調節することができます。フィルターを装着する場合は、いつもより風量を多めに設定しておくのもひとつの方法です。バートルの専用フィルターは、取り外しが簡単にできます。
使用する場所の環境やその日の気候に合わせてフィルターを使い分けることも、バートルの空調服を快適に身に付けるためのコツです。フィルターをバッグに常備しておけば、必要なときだけ装着ができるでしょう。暑かったり汗をかいたりしたときには、フィルターを取り外して涼しさをアップさせることも可能です。
ファンユニットが使えない環境もある
バートルの公式サイトでも紹介されているように、このメーカーのファンユニットは、火の気のある場所で作業をするときには使用ができません。たとえば、ファンユニットの使用が禁止されているのが、鋳造などの金属加工や溶接作業などです。
このような作業では、火を扱う環境で仕事をするケースもでてきますよね。該当する作業でバートルの「エアークラフト」シリーズを身に付ける場合は、ファンユニットを取り付けるのは避けましょう。アウトドアレジャーで焚き火をしたり、薪ストーブなどを扱ったりするときも、ファンユニットの使用は避けたほうが無難です。
火の気がある場所では、ファンで起こした風が予想外のトラブルを誘発することもあります。安全にバートルの空調服を身に付けるためにも、ファンユニットや専用フィルターなどの付属品は正しい方法で使用することが大切です。
バートルの空調服は、ファンユニットを取り付けない状態でも作業着として問題なく活用できる仕様になっています。「エアークラフト」シリーズを身に付けるときは、使用する環境などに合わせて、臨機応変に着方を考えてみましょう。
専用フィルターの特徴や役割を把握して必要かどうかを判断しよう
バートルの空調服「エアークラフト」シリーズの専用フィルターには、一定の役割があります。フィルターの特徴やどういったときに使用するものなのかを知っていれば、実際に「エアークラフト」シリーズのアイテムを着るときにも役立つ可能性があります。
アイテムを購入する予定がある人は、ここで紹介した内容を参考に専用フィルターが必要かどうかを考えてみると良いかもしれません。